楽天市場を開くと、「楽天スーパーSALE開催中」「お買い物マラソン、エントリー受付中」といった案内が、月に何度も目に入ります。どちらも「買いまわりでポイントアップ」と書いてあるけれど、何が違うのか分からない。とりあえず参加してみたら、気づけば予定になかった物までかごに入っていた。そんな経験はありませんか。
お買い物マラソンは、楽天市場で数日間だけ開かれる、ポイントアップのイベントです。楽天スーパーセールは、それより大きな規模で、季節ごとに開かれるセールです。名前は違っても、ポイントが増える仕組みの土台は同じなので、一度分かってしまえば、毎回あわてずに済みます。
仕組みが分かると、どこまで買えば十分で、どこからは買わなくてよいのかも見えてきます。2つの違いは、名前から受ける印象ほど大きくありません。
※この記事は、2026年10月時点の楽天市場の公式の案内をもとにしています。倍率や上限、対象の条件は回ごとに変わることがあるため、参加する前に、その回のキャンペーンページで確かめてください。
スーパーセールとお買い物マラソン、共通点と違い
2つのイベントは名前が違っても、ポイントの増え方の土台は同じです。分かれるのは、開かれる時期とセールの中身のほう。
どちらも「ショップ買いまわり」のイベント
楽天市場のヘルプでは、複数のショップで買い物をすることを「ショップ買いまわり」と呼んでいます。そして、このショップ買いまわりの件数に応じてポイントが上がるキャンペーンとして、お買い物マラソンと楽天スーパーSALEを挙げています。
参加するのに「エントリー」が要るのも、2つに共通です。エントリーは、キャンペーンページのボタンを押して、参加を申し込むことです。申し込み自体にお金はかかりません。
違いは、時期とセールの中身
違いは、主に次の2つです。
| 楽天スーパーセール | お買い物マラソン | |
|---|---|---|
| 開かれる時期 | 3月・6月・9月・12月に開かれることが多い | 12月を除いて、1か月に1〜3回 |
| 期間の長さ | 1週間ほど | 2日半〜5日ほど |
| セールの中身 | 約200万点の商品が10%以上割引。公式のガイドに「半額商品・割引商品が目白押し」とある | ポイントアップが中心。独自のセールをするショップは少ない |
| ポイントの仕組み | ショップ買いまわり(最大10倍など) | ショップ買いまわり(最大10倍など) |
開かれる時期とセールの中身は、楽天市場の公式の読み物にある、これまでの開催の実績と説明です。年に何回という決まりは、公式の案内では見つけられませんでした。
ポイントの面では、2つに大きな差はありません。スーパーセールは、値下げされた商品が多く出るぶん、「もともと買う予定の物が安くなっていれば、なおよい」というイベントだと考えると分かりやすくなります。
2026年は、いつ開かれた?
2026年に開かれた回のうち、楽天市場の公式のページで期間を確かめられたものです。
| 月 | イベント | 期間 |
|---|---|---|
| 2月 | お買い物マラソン | 19日20:00〜23日1:59 |
| 3月 | スーパーセール | 4日20:00〜11日1:59 |
| 3月 | お買い物マラソン | 20日20:00〜26日1:59 |
| 6月 | スーパーセール | 4日20:00〜11日1:59 |
| 9月 | スーパーセール | 4日20:00〜11日1:59 |
| 10月 | お買い物マラソン(3回) | 4日20:00〜9日1:59/14日20:00〜17日9:59/24日20:00〜27日9:59 |
※ほかの月の回は、期間を確かめられなかったので載せていません。
スーパーセールは、どの回も4日の20時に始まり、11日の1時59分に終わっています。2026年3月は、スーパーセールが終わった9日後にお買い物マラソンが始まりました。確かめられた回の中には、2つが同じ期間に重なった回はありません。
始まってすぐと、終わる前の時間も見ておきたいところです。2026年10月のお買い物マラソンでは、3回とも、始まってから2時間だけ使える最大50%OFFのクーポンと、終わる前の5〜13時間だけの最大50%OFFのセールがありました。中身は回ごとに違うので、キャンペーンページで確かめます。
どっちで買う?今のマラソンか、次のスーパーセールか
どちらが得かは、買う物で変わります。
- トイレットペーパーや洗剤などの補充: 近いほうのイベントで買えば十分です。ポイントの仕組みは同じなので、スーパーセールまで待っても、ポイントの倍率は変わりません
- 値下げを待てる、家電などの大きめの物: スーパーセールまで待つ価値があります。値下げされる商品が多いからです
- 急いで要る物: 待たずに買います。セールを待つ間に困るなら、ポイントの差は小さな話です
「スーパーセールなのに、そんなに安くない」と感じることもあります。値引きは商品ごと、ショップごとに決まるので、セールの期間でも、ふだんとほとんど変わらない値段の物はあります。本当に安いかは、前に買った値段や、ほかのお店の値段と比べてみないと分かりません(下の手順4)。
ポイントが増える仕組み(ショップ買いまわり)
どれだけ買えばポイントが増えるのかは、ショップの数の数え方と、特典の上限で決まります。数えられない買い物を知っておくと、思ったより増えなかった、ということが起きにくくなります。
1,000円以上買ったショップの数で、倍率が上がる
ショップ買いまわりでは、イベントの期間中に、1,000円(税込)以上の買い物をしたショップの数に応じて、ポイントの倍率が上がります。
| 買ったショップの数 | ポイントの倍率 |
|---|---|
| 1ショップ | 1倍(いつもの分) |
| 2ショップ | 2倍 |
| 3ショップ | 3倍 |
| 10ショップ | 10倍(最大) |
倍率は、いつもの1倍(通常ポイント)に、ショップの数に応じた「特典ポイント」を足したものです。10ショップで、通常の1倍と特典の9倍を合わせた10倍になります。11ショップ以上で買っても、最大は10倍のままです(回によっては、11ショップで11倍になる回もありました)。

楽天の案内で、ほかに押さえておきたい点は次のとおりです。
- 買う順番は関係ない: 倍率は、期間中に買った合計の金額にかかります。4ショップで買えば、1ショップ目の買い物も4倍になります
- 一度にまとめて買わなくてよい: 期間中なら、別々の日に買っても数えられます
- エントリーの前の買い物も入る: 期間中にエントリーすれば、その前に買った分も対象です。ただし、期間が終わってからのエントリーはできないので、早めに済ませておくと安心です
- ポイントは税抜の金額で計算する
数えられない買い物
「1,000円以上」には、細かい決まりがあります。
- 送料は入らない: 送料やラッピング代を除いた、商品の金額で1,000円(税込)以上が必要です
- 同じショップは、何回買っても1ショップ: 同じショップで2回に分けて買い、合計が1,000円以上になれば、1ショップとして数えられます
- クーポンを使ったあとの金額で見る: クーポンを使って999円以下になると、数えられません
- 対象外の買い物がある: 楽天ふるさと納税の寄附は、2025年10月1日から対象外になりました。商品券やギフトカードなどの金券類も対象外です
ポイントを使って払った買い物や、楽天ペイの残高で払った買い物は、1,000円以上の注文であれば数えられます。
特典は期間限定ポイントで、上限がある
ショップ買いまわりで増えた分(特典ポイント)は、すべて「期間限定ポイント」でもらえます。期間限定ポイントは、使える期限が決まっているポイントで、期限を過ぎると自動で消えてしまいます。
楽天の案内では、特典ポイントは、イベントが終わった翌月の15日ごろにもらえて、もらった月の翌月末まで使えます。12月のスーパーセールなら、1月15日ごろにもらい、2月末までに使う、という流れです。いつもの1倍の分(通常ポイント)は、買った日の20日後にもらえます。
もらえる特典ポイントには、上限があります。楽天のヘルプでは7,000ポイントですが、過去の回には5,000ポイントの回や、10,000ポイントの回もありました。上限は、その回のキャンペーンページで確かめてください。
計算上、10ショップで買った場合(特典は9倍)に上限の7,000ポイントに届くのは、税抜でおよそ7万8千円の買い物です。一人暮らしのふだんの買い物では、上限まで届くことはあまりありません。上限に届いたあとは、さらに買っても特典は増えません。
ほかのポイントアップと重なる
ショップ買いまわりは、ほかのポイントアップのキャンペーンと別に計算されます。楽天のヘルプによると、重なったときは、それぞれの特典ポイントが足し算になります。
- SPU(スーパーポイントアッププログラム): 楽天カードや楽天モバイルなど、楽天のサービスを使っているほど、楽天市場でのポイントの倍率が上がる仕組みです。2026年10月時点で、最大18.5倍です
- 5と0のつく日: 毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に、エントリーして楽天カードで払うと、ポイントが4倍になります(上限は月に1,000ポイント)。エントリーは、その日ごとに必要です
ただ、どちらにも上限があり、特典の多くは期間限定ポイントです。
通常ポイントと期間限定ポイントの違いや、SPUの仕組みは、次の記事でくわしく紹介しています。

楽天市場で楽天カードを使うと、いつもの分にカードの特典が上乗せされます。楽天市場をよく使う人は、年会費や条件を一度見ておくとよいでしょう。
一人暮らし・共働きが、無理なく使う手順
セールで損をしないかどうかは、買う前の準備と買う順番しだいです。共働きなら、どの楽天IDで買うかも決めておきたいところ。
1. 買う物リストを先に作る
イベントの前に、次の1〜2か月で必ず買う物を書き出します。ねらい目は、なくなったら困る日用品や、重くてかさばる物です。
- トイレットペーパー、ティッシュ、洗剤、シャンプーなどの詰め替え
- 水や飲み物、お米、レトルト食品など、重くて運ぶのが大変な物
- 買い替えの時期が来ている、消耗品や小さな家電
ショップの数は、このリストの中で数えます。リストの物を、どのショップで買えば1,000円を超えるかを見ていくと、リストの中身によっては、数ショップになることもあります。楽天の案内にも、「2ショップ買いまわるだけでも、いつもよりお得」とあります。10ショップを目指す必要はありません。
楽天市場で、ふだん使いの日用品を探すときの見方は、次の記事で紹介しています。

2. 始まったら、まずエントリー
イベントが始まったら、最初にキャンペーンページでエントリーします。エントリーの前の買い物も対象になるとはいえ、忘れたまま期間が終わると、特典はもらえません。5と0のつく日など、別のキャンペーンに参加するときは、そちらのエントリーも別に必要です。エントリーできているかは、楽天の「キャンペーンエントリー履歴」で確かめられます。
3. 1ショップ1,000円を、送料を除いて確かめる
商品の金額が1,000円に少し足りないとき、送料を足して1,000円を超えても、数えられません。同じショップで、リストにある別の物を一緒に買えば、送料をまとめられることもあります。
4. ふだんの値段と比べてから買う
スーパーセールでは、値下げされた商品が多く出ます。とはいえ、ポイントが付くからといって、ふだんより高い物を選んでは意味がありません。いつも買っている物なら、購入履歴で前回の値段を見て、比べてから買います。
セールで暖房器具を買うか考えているなら、燃料代と安全装置の比べ方を、次の記事で紹介しています。

共働きの家庭は、楽天IDごとに数える
ショップ買いまわりは、楽天IDごとに数えられます。家族であっても、それぞれのIDのショップ数は合わさりません。
二人で別々に買うと、どちらもショップ数が少なくなりがちです。共働きの家庭では、日用品のように家で一緒に使う物は、どちらか一人のIDでまとめて買う、と決めておくと数えやすくなります。支払いを家計から出すなら、誰がいくら使ったかが分かるように、家計簿やメモに残しておくと、あとで困りません。

運営者の場合:お買い物マラソンで、消耗品を2〜3店舗
わたしは、楽天ポイントを意識して貯めていて、支払いには楽天カードを使っています。
買い物は、スーパーセールの時期でなければ、あえてお買い物マラソンが来るまで待つようにしています。買うのはおもに消耗品で、回るショップは2〜3店舗くらいです。スーパーセールでは、日用品や消耗品のほかに、家電のような大きめの物を買ったこともあります。買う前には、ほかのお店やサイトの値段と比べています。
やっぱり、ポイントが貯まるのがうれしいところです。貯まったポイントは、次の買い物に使っています。
買いすぎないために気をつけたいこと
ポイントが増えても、要らない物を買えば家計は苦しくなります。倍率の数字やポイントの期限、翌月の請求に、買う物が引っぱられていないかが分かれ目です。
ショップを増やすために、要らない物を買わない
ショップ買いまわりで気をつけたい失敗が、「あと1ショップで倍率が上がるから」と、要らない物を1,000円分買ってしまうことです。
計算例で見てみます。3ショップで合計1万円(税抜)を買った人が、4ショップ目で、要らない1,000円(税込)の物を足したとします。特典は2倍から3倍に上がりますが、増える特典ポイントは、およそ130ポイントです。一方、支払いは1,000円増えます。要らない物なら、ポイントより、出ていくお金のほうが多くなります。
倍率が上がるのは、あくまで「どうせ買う物」をまとめたときのおまけです。リストにない物は、倍率のために足さないようにしましょう。
「最大〇倍」は、条件をすべてそろえたときの数字
セールの案内には、大きな倍率の数字が出てきます。これは、SPUやショップ買いまわりなど、いくつもの条件をすべてそろえたときの数字で、そのまま自分に当てはまるとは限りません。また、倍率が高くても、上限を超えた分は付きません。自分が実際にもらえるポイントは、自分の買い物の金額と、そろえている条件で決まります。
期間限定ポイントの期限を、忘れない
セールのあとに入る特典ポイントは、期間限定ポイントで、もらってから使える期間は1か月半ほどです。使わないまま期限が来ると、消えてしまいます。翌月の15日ごろにポイントが入ったら、次の日用品の買い物に使う、と決めておくと、無駄になりにくくなります。
期限が近いからと、要らない物を買って使い切るのは、本末転倒です。ポイントは、もともと買う予定の物の支払いに充てましょう。
カード払いは、翌月の請求を見越して
まとめ買いをすると、翌月のカードの請求が、ふだんより大きくなります。日用品のストックを買ったぶん、翌月以降の買い物は減るはずなので、セールの月だけを見ず、2〜3か月の合計で考えると、請求の大きさにあわてずに済みます。分割払いやリボ払いにすると手数料がかかるので、まとめ買いの支払いに使うのは避けたほうがよいでしょう。
月ごとの支出を、アプリで手軽に見えるようにする方法は、次の記事で紹介しています。


12月のスーパーセールの前に、しておくこと
楽天スーパーセールは、例年12月上旬に開かれています。2024年と2025年の12月の回は、どちらも12月4日の20時から11日の1時59分まででした。2026年12月の日程は、この記事を書いた時点(2026年10月)では、まだ発表されていません。日程は、楽天市場のスーパーセールのページで発表されます。
12月の回に向けて、今からできることは、次のとおりです。
- 年末年始に必要な日用品や、冬の間に使う消耗品を、リストに書き出す
- いつも買っている物の、ふだんの値段を、購入履歴で見ておく
- 今持っている期間限定ポイントの期限を、楽天PointClubで確かめておく
- 支払いに使うカードと、その月の予算を決めておく
12月は、年内に済ませたいふるさと納税の寄附と、セールの買い物が重なる時期でもあります。楽天ふるさと納税の寄附は、2025年10月から、ショップ買いまわりのショップ数に数えられなくなりました。寄附とセールの買い物は、別のものとして考えておくと混乱しません。
ふるさと納税の年内の締め切りと、ワンストップ特例の申請の期限は、次の記事にまとめています。

よくある質問
Q. 12月にお買い物マラソンはある?
A. これまでの実績(2023年1月〜2026年3月)では、お買い物マラソンは12月を除いて毎月開かれています。12月はスーパーセールの月なので、年末のまとめ買いはスーパーセールに合わせて考えると、予定が立てやすくなります。
Q. ラクマで買い物をすると、倍率は上がる?
A. 上がります。ラクマで1,000円以上買うと倍率に1倍が足され、最大11倍になります。上限の7,000ポイントにも、最大1,500ポイントが上乗せされます。条件は回ごとに変わることがあるので、その回のキャンペーンページで確かめてください。
まとめ
楽天スーパーセールとお買い物マラソンは、どちらも「ショップ買いまわり」でポイントが上がるイベントで、違いは時期とセールの中身です。倍率は、期間中に1,000円(税込、送料を除く)以上買ったショップの数で上がります。ただ、特典は上限のある期間限定ポイントなので、要らない物を足してショップを増やしても、出ていくお金のほうが多くなりがちです。
12月のスーパーセールの日程が出る前に、年末年始に切れそうな日用品をリストに書き出しておけば、ショップの数はその中だけで数えられます。

