春になると、外にいるときだけでなく、家に帰ってからもくしゃみが止まらない。朝起きたときから目がかゆい。窓を閉めているのに、なぜか部屋の中でもつらい、という人は少なくありません。
花粉は、窓からだけでなく、服や髪、洗濯物に付いて部屋に入ってきます。入ってきた花粉は床や布団にたまり、人が歩くたびに舞い上がります。家の中で過ごす時間を楽にするには、入り口で止めることと、入った花粉をためないことの両方が欠かせません。
一人暮らしや共働きで、家事にかけられる時間が限られていても、場面ごとにやることを決めておけば、毎日続けやすくなります。暖かくなってから準備を始めると、そのころにはもう花粉は飛び始めています。
スギ花粉は、いつから飛ぶ?
グッズをそろえる時期は、花粉が飛び始める日と、多く飛ぶ時間帯や天気から逆算できます。
東京では、例年2月中旬ごろから
環境省のリーフレットでは、スギ花粉は2〜4月ごろに飛ぶとされています。
東京都の発表によると、都内でスギ花粉が飛び始めた日(飛散開始日)は、過去10年の平均で2月14日ごろです。2026年は2月13日でした。年によって早まることもあり、1985年以降で最も早かったのは、2007年の1月31日です。
注意したいのは、飛散開始日より前にも、少しずつ花粉が飛んでいることです。環境省のマニュアルでも、東京都の発表でも、開始日の前から少量の花粉が飛ぶとして、注意を呼びかけています。また、飛び始めてから7〜10日ほどで量が多くなり、その後4週間ほどが、特に多い時期になります。
飛び始める時期は地域によって違います。グッズをそろえるのは、遅くとも1月中にしておくと、慌てずに済みます。
2027年春の飛散量の予測
日本気象協会が2026年9月30日に発表した予測では、2027年春のスギ・ヒノキの花粉の量は、九州から東海で例年の110〜130%程度とやや多く、関東甲信・北陸から北海道で例年の50〜70%程度と少ない見込みです(北海道はシラカバ)。
ただし、同じ発表では、東京の千代田区で、花粉の量がやや少ない年でも、1日に1平方cmあたり100個以上と「極めて多く」飛ぶ日が12〜14日ほどあったとしています。少ない予測の地域でも、対策の準備はしておいたほうがよさそうです。
予測は、冬にかけて新しい情報が出ます。政府広報オンラインによると、飛び始める時期や量の情報は、毎年1月下旬ごろから、天気予報や民間の気象会社のサイトで出されます。お住まいの地域の花粉情報を、ときどき確かめておきます。
1日のうちでは、昼前後と夕方に多い
環境省のマニュアルでは、花粉は昼前後と夕方に多く飛ぶとされています。また、次のような天気の日は、花粉が特に多くなります。
- 晴れて、気温が高い日
- 空気が乾燥して、風が強い日
- 雨上がりの翌日や、気温の高い日が2〜3日続いたあと
環境省のリーフレットでは、花粉の多い時間帯の外出を避けることや、テレワークを使うことも挙げられています。在宅で働ける日がある人は、花粉の多い日に合わせて出社の日を決めるのも一つの方法です。
花粉は、どこから家に入ってくる?
対策をどこに置くかは、花粉の入り口と、入ったあとにたまる場所を知っておくと決めやすくなります。
入り口は「人と服」「窓とすき間」「洗濯物と布団」
花王によると、部屋に入ってくる花粉のうち、約4割は布団や洗濯物、衣類に付いて入り、残りの約6割は換気のための窓の開け閉めや、すき間から入ってきます。
つまり、花粉の入り口は大きく分けて次の3つです。
- 人と服: 外で服や髪、バッグに付いた花粉を、そのまま部屋に持ち込む
- 窓とすき間: 換気で開けた窓や、24時間換気の給気口から入る
- 洗濯物と布団: 外に干している間に付いた花粉を、取り込むときに持ち込む
入った花粉は、床や布団にたまる
同じく花王によると、家の中で花粉が付いていた場所は、床が55%で最も多く、次いで布団が22%、洗濯物が15%、カーテンが5%でした。窓際や換気口のまわりにも、多くの花粉が落ちているとしています。
花粉は、入り口で止めることと、床や布団にたまった分を取り除くことを、組み合わせて減らしていきます。ここからは、1日の流れに沿って、場面ごとの対策を見ていきます。

外出するとき: マスク・メガネ・服
外で浴びる花粉は、顔に着ける物と、着る服の素材で減らせます。同じマスクやメガネでも、選び方しだいで減らせる量に差が出ます。
マスクは、顔に合う不織布のもの
環境省のマニュアルによると、実験では、マスクをしない場合に比べて、ふつうのマスクでも花粉をおよそ70%、花粉症用のマスクではおよそ84%減らせたとされています。
大切なのは、顔に合う大きさを選ぶことです。横にすき間ができると、そこから花粉が入ってしまいます。政府広報オンラインでは、顔にフィットして息がしやすいもの、衛生面からは使い捨てのもの、性能の面からは不織布のマスクがすすめられています。環境省のマニュアルは、これに加えて毎日の交換をすすめています。
選ぶときは、次の点を見ます。
- 顔の大きさに合うサイズがあるか(ふつう・小さめなど)
- 不織布か
- 毎日替えられる枚数と値段か
マスクの箱には、日本産業規格(JIS T 9001)に適合と書かれた物もあります。どれを選ぶか迷ったときの目安になります。
KAEI の3層立体プリーツマスクは、ふつうサイズ(約17.5×9.5cm)の不織布マスクが50枚入りで、JIS T 9001 の適合番号を取得しています。洗って使い回すことはできない、使い切りの物です。この商品はふつうサイズなので、顔が小さめの人は、大きさが合うかを先に確かめておきます。
メガネは、ふつうのメガネでも
目に入る花粉は、メガネで減らせます。環境省のマニュアルでは、メガネをかけない場合に比べて、ふつうのメガネでおよそ40%、目のまわりを覆うカバーの付いた花粉症用のメガネでおよそ65%減ったとされています。
ふだんコンタクトレンズを使っている人は、花粉の多い時期はメガネに替えたほうがよいでしょう。
花粉症用のメガネで見る所は、次のとおりです。
- 目の横や下を覆うカバーがあるか
- 曇り止めの加工があるか(マスクと一緒に使うと曇りやすい)
- ふだんメガネをかけている人は、メガネの上からかけられる形か
アイケアグラス プレミアムは、福井大学医学部附属病院と共同で開発された保護メガネで、レンズの両面にくもり止めのコートがあります。標準のサイズのほかに、小学生や小顔の人向けのSサイズもあります。メガネの上からはかけられないので、ふだんメガネをかけている人には向きません。
服は、表面がつるっとした素材に
服の素材によって、花粉の付きやすさは大きく違います。環境省のリーフレットに載っている、綿を100としたときの花粉の付きやすさは、次のとおりです。
| 素材 | 花粉の付きやすさ(綿を100とした比率) |
|---|---|
| ウール | 980 |
| 化繊 | 180 |
| 絹 | 150 |
| 綿 | 100 |
ウールは、綿のおよそ10倍付きやすい計算です。花粉の時期は、外側に着るコートや上着にウールのものを避け、綿やポリエステルなど、表面がつるっとした素材を選ぶと、持ち込む量を減らしやすくなります。
花粉が付きやすいのは、外に出ている頭や顔、手です。環境省のマニュアルでは、つばの広い帽子や手袋で、付く量を減らせるとしています。
帰宅したら: 玄関で落としてから入る
部屋に持ち込む花粉の量は、玄関に入る前後のひと手間で変わります。
家に入る前に、服と髪を払う
政府広報オンラインでは、建物に入る前に、服に付いた花粉を払い落とすよう呼びかけています。東京都の資料でも、帰宅したときは、服や髪をよく払ってから部屋に入るよう勧めています。
払うのは、玄関のドアを開ける前、できれば外で行います。上着の肩や背中、バッグ、髪のほかに、パンツやスカートのすそにも花粉は付きます。
洋服ブラシと粘着クリーナーを、玄関に
手で払うだけでなく、道具を使うと落としやすくなります。パナソニックのサイトで住まいの専門家は、服やバッグに付いた花粉は、玄関先で粘着ローラー(粘着クリーナー)や衣類用のブラシで落とすようすすめています。
- 洋服ブラシ: 上着の表面を、上から下へ払う。同じ専門家の話では、樹脂のブラシは静電気が起きて、かえって花粉を寄せてしまうことがあるとして注意しています。馬毛などの天然毛のブラシが候補になります
- 粘着クリーナー: ブラシで払いにくいニットやバッグ、帽子などに。テープを転がして花粉を取る
どちらも、帰ってきたらすぐ手に取れるよう、玄関の近くに置いておくのがこつです。
レーベンウッドの洋服ブラシは、毛が天然の馬毛100%、持ち手が天然木で、重さは約100gです。収納用のひもが付いていて、玄関先に掛けておけます。使い始めは、毛が少し抜けることがあります。
粘着クリーナーのほうは、ニトムズのケータイコロコロ 洋服用にしました。全長93mm・重さ63gで、ケースが付いています。テープは幅7.5cmで30周分、1本が付いた状態で届きます。バッグに入る大きさなので、外出先や職場で使う分にもなります。
手洗い・うがい・洗顔をして、部屋着に着替える
部屋に入ったら、手を洗い、うがいをします。環境省のリーフレットでは、手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とすよう呼びかけています。
洗顔は、ていねいに行います。環境省のマニュアルでは、ていねいに洗わないと、目や鼻のまわりに付いた花粉が入って、かえってつらくなることがあるとしています。髪にも花粉が付くので、毎日シャンプーするのもよい方法です。
外で着ていた上着は、部屋の奥まで持ち込まず、玄関の近くに掛ける場所を決めておくと、部屋に花粉を広げにくくなります。帰ってすぐに部屋着に着替える習慣も、外の花粉を部屋に持ち込まない工夫の一つです。
静電気を抑えると、花粉が付きにくい
花粉は、静電気で服に引き寄せられます。花王によると、洗濯のときに柔軟仕上げ剤を使うと、静電気を防ぐ働きで、着ている間に服に花粉が付くのを減らせるとしています。
パナソニックのサイトの専門家も、出かける前に、静電気防止のスプレーを服に吹きかけておく方法を紹介しています。乾燥する時期にスカートやニットがまとわりつくのが気になる人は、あわせて試してみてもよいでしょう。どのくらい付きにくくなるかは、商品によって違います。絹や革など、スプレーを使えない素材もあるので、服の表示とスプレーの注意書きを確かめてから使います。
コモライフの静電気防止ミストスプレーは、300mlの無香料のスプレーで、除菌・消臭の成分も入っています。絹や革のほかに、レーヨンや、水洗いもドライクリーニングもできない服には使えません。
部屋で過ごすとき: 換気・掃除・空気清浄機
部屋の花粉は、窓と給気口から入る分を抑えつつ、床に落ちた分と空気中に浮いている分を取り除く、という2段構えで減らします。
換気は、窓を10cmほど開けてレースのカーテン
花粉の時期でも、部屋の換気は必要です。ただし、窓を全開にすると、たくさんの花粉が入ってきます。環境省のマニュアルでは、花粉の最も多い時期の実験で、3LDKのマンションで1時間換気をしたところ、およそ1,000万個の花粉が入ったとしています。
同じマニュアルでは、窓を開ける幅を10cmほどにし、レースのカーテンを閉めておくと、入ってくる花粉をおよそ4分の1に減らせたとしています。東京都の資料でも、換気のときは窓を小さく開け、短い時間にとどめるよう勧めています。
換気をするときは、次の点を意識します。
- 窓は全開にせず、10cmほど開ける
- レースのカーテンを閉めておく
- 花粉の多い昼前後と夕方、風の強い日は避ける
- 長い時間開けっぱなしにしない
給気口には、花粉に対応したフィルター
最近の住まいには、24時間換気の給気口が付いていることが多く、ここからも外の空気と一緒に花粉が入ります。環境省のリーフレットでは、24時間換気がある場合は、花粉に対応した給気口フィルターを試してみてもよいとしています。
給気口は、閉めてしまうのではなく、フィルターを付けて使います。給気口の形(丸・四角)と大きさは家によって違うので、買う前に測っておきます。賃貸の部屋なら、取り付け方が部屋の決まりで許されているかも、寸法と同じくらい大事です。
ナスタのポレットは、今ある換気口にかぶせて、両面テープで壁に付けるフィルター付きのカバーです。Sサイズを付けられるのは、丸型なら直径154mm以下、角型なら幅146mm以下で、厚さ35mm以下の換気口。Sサイズでは、換気口から壁や天井まで40mm以上空いている必要もあります。
掃除は、拭いてから掃除機
部屋に入った花粉は、床にたまります。ここで気をつけたいのが、掃除の順番です。
花王は、フローリングでいきなり掃除機をかけると花粉が舞い上がるので、先にフロア用の掃除シートや、かたく絞った雑巾で拭いてから、掃除機をかけるようすすめています。パナソニックのサイトでも、掃除機の排気で床の花粉を舞い上げてしまうことがあるので、先に水拭きをするのが大切だとしています。
掃除の流れは、次のようにします。
- 人があまり動いていない時間(朝起きてすぐなど)に始める
- ウエットシートを付けたフローリングワイパーで、床を拭く。窓際や部屋の隅は特にていねいに
- そのあとで、掃除機をかける
- カーテンは、定期的に洗う
パナソニックのサイトで住まいの専門家は、人や空気の動きがないと花粉は自然に床に落ちるので、早朝など人の動きがない時間が掃除に向くとしています。水拭きに使った雑巾は、乾いたときにまた花粉が飛ばないよう、すぐに洗います。使い捨てのウエットシートなら、その手間がかかりません。東京都の資料でも、窓際を念入りに掃除するよう勧めています。

花王のクイックルワイパー 立体吸着ウエットシートは、約20.5×28.5cmのシートが16枚入りで、1枚(両面)で約15〜20畳が使用の目安です。白木など水拭きできない床には使えず、畳に使うときは、目立たない所で変色しないかを先に試します。
掃除そのものを短い時間で済ませるこつは、次の記事で紹介しています。

空気清浄機は、部屋より広めの適用床面積で
空気中に浮いている花粉は、空気清浄機で集められます。環境省のリーフレットでも、空気清浄機は、マスクやメガネ、服とともに、花粉にさらされるのを減らす製品として挙げられています。
選ぶときは、次の点を見ます。
- 適用床面積: 使う部屋の広さより、やや広めのもの。パナソニックは、すばやく集じんしたいなら、部屋よりやや広めの機種を選ぶこともすすめています
- 適用床面積の基準: 2026年から、新しい基準(JEM1467:2026)で表示した機種が出ています。新しい基準の数字は、前の基準より小さく出ます。比べるときは、同じ基準の数字どうしで比べます
- フィルター: 花粉のような細かい粒を集めるHEPAフィルターか
- 加湿の機能: 加湿付きは1台で済む一方、給水と手入れの手間が増えます。加湿の機能がないものは、手入れが簡単です
置き場所も大切です。パナソニックのサイトの専門家は、部屋の隅や、家具やカーテンで吸い込み口がふさがれる場所は避け、人がよく出入りするドアの近くや、換気で開ける窓の向かいの壁の近くをすすめています。左右や背面に空けておく広さは機種によって違うので、取扱説明書で確かめます。
シャープの FU-S50 なら、適用床面積の目安は23畳。フィルターには静電HEPAフィルターを使っています。大きさは幅383×奥行209×高さ540mm、重さは4.9kg。加湿の機能はないので、乾燥が気になる時期は加湿器を別に考えます。
乾燥が気になるときの加湿は、別に考える
花粉の時期は、空気が乾燥しやすい時期と重なります。部屋の乾燥が気になるときは、加湿器や加湿付きの空気清浄機を使う方法があります。加湿は乾燥への対策として考え、花粉は換気・掃除・空気清浄機で減らす、と分けて考えておくと、何を買うかで迷いにくくなります。
加湿器の方式や、手入れのしやすさで選ぶ方法は、次の記事で紹介しています。

洗濯物と寝具: 外に干さない
洗濯物と布団は、外に干している間に花粉を集めてしまいます。乾かす場所を部屋の中に移せるかどうかが、分かれ目です。
洗濯物は、部屋干しに切り替える
環境省のマニュアルでも、東京都の資料でも、花粉の時期は洗濯物や布団を外に干さないよう勧めています。パナソニックのサイトの専門家によると、ぬれた布は繊維のすき間が広がって花粉が入り込みやすく、乾いたあとも残りやすくなります。
夜なら大丈夫と思いがちですが、花王は、昼に地面にたまった花粉が舞い上がり、夜のほうが多く付くこともあるとして、夜干しにも注意を呼びかけています。
どうしても外に干したときは、取り込む前によく払います。花王によると、外に干した洗濯物や布団の花粉は、手で払うことで4〜6割落とせます。
部屋干しにするなら、たたんでしまえる室内物干しがあると、一人暮らしの部屋でも場所を取りません。洗濯乾燥機や浴室乾燥機がある人は、花粉の時期だけでも乾燥まで機械に任せる方法もあります。
アイリスオーヤマの STMX-920 は、たたむと奥行が約7cmまで薄くなる室内物干しです。竿の長さは、幅約92〜152cmの間で変えられます。組み立ては自分で行いますが、工具は要りません。耐荷重は全体で約12kgです。
部屋干しで早く乾かす干し方は、次の記事で紹介しています。

布団は、外に干さずに乾かす
布団も、花粉の時期は外に干さないようにします。パナソニックのサイトの専門家は、布団乾燥機で乾かし、表面に付いたホコリや花粉は、粘着ローラーや掃除機で取り除く方法をすすめています。
花王によると、家の中で花粉が付いていた場所の2割ほどが布団でした。玄関に置いた粘着クリーナーを、寝る前に布団の表面にもかけておくと、1つの道具で済みます。シーツや枕カバーは、こまめに洗います。
運営者の場合:春は玄関で花粉を払い、部屋干しと空気清浄機
わたしは、春になると花粉の症状が出ます。この時期は薬も飲んでいますが、暮らしの中でもできることをしています。
外に出るときは、立体型のマスクをしています。帰ってきたら、玄関の外で服や髪を払ってから家に入り、すぐに着替えます。春は、部屋の窓もあまり開けないようにしています。
洗濯物は外に干さず、除湿機を使って部屋干しにするか、洗濯機の乾燥機能で乾かしています。布団も外には干さずに布団乾燥機で乾かし、シーツはこまめに洗っています。寝室では空気清浄機を使っていて、つけていると朝の症状が楽です。
困るのは、マスクをしていると暑いことです。
一人暮らし・共働きの1日の流れの例
ここまでの対策を、平日の1日に当てはめると、たとえば次のようになります。
| 時間 | すること |
|---|---|
| 朝、起きたら | 床をウエットシートで拭いてから、掃除機(毎日でなくてもよい)。天気予報で花粉の量を見る |
| 出かける前 | 顔に合うマスクとメガネ。上着はつるっとした素材。必要なら静電気防止スプレー |
| 帰宅したとき | 玄関の外で払い、洋服ブラシか粘着クリーナー。上着は玄関の近くに掛ける |
| 部屋に入ったら | 手洗い・うがい・洗顔。部屋着に着替える |
| 夜 | 洗濯物は部屋干し。換気は窓を10cmほど・短い時間で。寝る前に布団の表面に粘着クリーナー |
全部を毎日続けるのは大変です。まずは「玄関で払う」「洗濯物を外に干さない」「掃除は拭いてから」の3つから始めると、取り入れやすくなります。家の中の対策をしても症状がつらいときや、毎年症状が出るときは、環境省のリーフレットが呼びかけているとおり、早めに医療機関で診断を受けてください。

まとめ
花粉の約4割は服や布団、洗濯物に付いて入り、家の中で花粉が付いていた場所の半分以上は床でした。取り入れやすいのは、玄関の外で払うこと、洗濯物を外に干さないこと、掃除機の前に床を拭くこと。東京なら、飛び始める2月中旬より前、1月中に道具をそろえておくと間に合います。
帰ってきた手でそのまま取れるよう、次の買い物で洋服ブラシか洋服用の粘着クリーナーを1つ選び、玄関のドアのすぐ内側に置いてください。

