ワンルームのクローゼットはもういっぱい。部屋を見回すと、ベッドの下だけが空いている。ところが「ベッド下 収納」と調べると、「よくない」「やめとけ」という言葉が並び、カビが生えて処分したという話まで出てきます。
使ってよいかどうかを分けるのは、ベッドの下を使うか使わないかより、湿気の逃げ道を残せるかどうかです。そこさえ押さえれば、来客用の布団や季節の衣類の置き場として、心強い場所になります。
それにしても、ベッドの下の収納は、なぜ「よくない」と言われるのでしょうか。
ベッド下の収納が「よくない」と言われる理由と、それぞれの手当て
「やめとけ」と言われる理由は、大きく分けて4つです。どれも、置き方と入れる物で軽くできます。

湿気がこもり、カビが出やすい
いちばん多く挙げられるのが、カビです。札幌市保健所は、カビが好む環境を「室温20〜25℃、湿度70%以上、暗い場所」とし、水滴ができやすい場所として、窓や押入れと並んで「家具の裏の壁面」を挙げています。部屋の隅のように空気の流れが悪い所でも、結露しやすいそうです。
ベッドの下は、暗くて、空気が動きにくい場所です。さらに、マットレスの下側には、寝汗や床からの湿気がたまります(アイリスオーヤマは、マットレスの下に除湿シートを敷くと、寝汗や床からの湿気を吸うと案内しています)。そこへケースをすき間なく詰めると、湿気の逃げ道がなくなります。
手当ては、湿気の通り道を残すことです。
- 壁から離す: 堺市と板橋区は、家具を壁から5cmほど離すよう勧めています。ベッドの頭や横が壁に付いているなら、ケースは壁の手前で止める
- 詰め込まない: ケースとケースの間、ケースとベッドの脚の間に、手が入るくらいのすき間を残す
- ケースの中にも除湿剤: ふた付きのケースは、ほこりを防ぐぶん、中の湿気も逃げにくくなります
ほこりがたまり、ダニが増えやすい
ベッドの下は、掃除機を入れにくい場所です。物を置くと、なおさら届きません。ほこりは、ダニのえさにもなります。
堺市によると、ダニは温度20〜30℃、湿度60%以上でよく増え、湿度50%以下では増えません。部屋の掃除の目安は、最低3日に1回、寝室は毎日、1㎡あたり20秒です。
毎日は難しくても、ケースにキャスターが付いていれば、引き出してから掃除機をかけられます。中の物は、ふた付きのケースに入れておくと、ほこりをかぶりません。
奥の物が取り出しにくい
ベッドの下は、腰をかがめて手を伸ばす場所です。奥に入れた物は、だんだん出さなくなります。
よく使う物は手前、季節の物や来客用の物は奥、と分けておくと、出し入れの回数が減ります。キャスター付きのケースなら、奥のケースも引き寄せられます。
入れっぱなしで、物が増える
見えない場所は、使わない物の行き先になりがちです。何年も開けていない箱が、湿気を吸ったまま眠っている、ということも起きます。
入れる物を先に決めておき、季節の変わり目に全部出して見直すと、たまりにくくなります。衣替えの時期を「ベッド下を出す日」にしてしまうのも手です。
衣替えの時期の目安と、忙しくても終わる手順は、次の記事で紹介しています。

それでもやめたほうがいい場合
手当てをしても、ベッドの下に物を置かないほうがよい部屋もあります。
- 冬に窓や壁の結露がひどい部屋: 札幌市保健所は、空気の流れが悪い部屋の隅などで結露が起きやすいとしています。結露が毎朝のように出る部屋では、ベッドの下も湿気がたまりやすいと考えておく
- すでにカビが出たことがある: 押入れや家具の裏、前に使っていたケースにカビが出たことがある部屋は、湿気の多い部屋です。まず除湿と換気を見直し、ベッドの下は空けておく
- すき間が低く、ケースで埋まってしまう: ケースの上に指が入らないほどぎりぎりの高さだと、風が通りません
- 重い物で、引き出せなくなる: 掃除のときに出せない物は、ほこりと湿気の下に置きっぱなしになります
ベッドの下を空けておくと決めたら、入りきらない物の行き先を別に考えることになります。その話は、入れないほうがよい物の節の終わりで触れます。
運営者の場合:脚付きマットレスの下は、あえて空けている
わたしは脚付きマットレスを使っています。選んだのは、湿気がこもらないようにするためです。ベッドの下には、何も入れていません。
前はベッドの下に物を置いていたこともありますが、今は置いていません。物があると、掃除のたびにそれをどかすことになり、掃除が大変になるからです。何も置いていなければ、ワイパーや掃除機がそのまま奥まで届きます。ベッドの下の掃除は、月に2回くらいしています。
季節の物や布団は、クローゼットにしまっています。湿気やカビが気にならないように、部屋の換気をしたり、空気清浄機を使ったりしています。
収納が足りている部屋なら、ベッドの下を空けておくのも一つの選び方です。
まず、ベッド下のすき間の高さを測る
ケースを買う前に、メジャーを持ってベッドの横にかがみます。ベッド下の収納の失敗でいちばん多いのは、「届いたら入らなかった」です。

床から「いちばん低い所」まで
測るのは、床から、ベッドのフレームのいちばん低い所までです。横の枠の下の端だけを測ると、入らないことがあります。次の所も見ておきます。
- 真ん中の脚: シングルやセミダブルでも、真ん中に脚が付いているベッドがあります。ケースを置く列が、この脚で区切られます
- 補強の板・すのこの桟: 床板の下に、横向きの板が通っていることがあります
- 引き出しのレール: 引き出し付きのベッドは、レールが下に出ています
- ラグやカーペット: 敷いているなら、ラグの上から測ります。毛足の長いラグの上では、キャスターも転がりにくくなります
何か所か測って、いちばん低い値に合わせます。
ケースの高さは「キャスターとふた込み」で比べる
ケースの「高さ18cm」が、キャスターやふたを含めた高さかどうかは、商品によって書き方が違います。販売ページで分からないときは、店に問い合わせるか、すき間に余裕のある物を選びます。
後からキャスターを付けるケースは、そのぶん高くなります。引き出し式のケースの別売キャスターには、付けると高さが約5cm上がる物があります。
ケースの上に1〜2cmの余裕があると、出し入れのときにフレームに当たりにくく、風も通ります。
幅と奥行きも測る
高さのほかに、ケースを入れる口の幅(脚と脚の間)と、壁までの奥行きも測ります。壁から5cmほど離すなら、奥行きはそのぶん短く見ておきます。引き出し式のケースを使うなら、ベッドの横に、引き出しを全部引き出せるだけの空きが要ります。
すき間の高さ別に入る物
測った高さで、入れられる物はおおよそ決まります。
| すき間の高さ | 入れやすい物 | ケースの形 |
|---|---|---|
| 10cm未満 | ケースはほぼ入らない。無理に物を入れず、掃除しやすい空間として残す | — |
| 12〜15cm | 漫画・文庫本、靴下や下着の替え、レトルト食品の買い置き | 高さ12cm前後のキャスター付きの浅いワゴン、高さ15cm前後のふた付きの浅いケース |
| 16〜20cm | 季節外の衣類、シーツやタオルケットの替え、毛布、来客用の掛け布団 | ふた付きの薄型ケース(16.5〜18cm)、引き出し式の浅型ケース(18cm)、布団用のソフトケース |
| 20〜30cm | 厚手のセーター、来客用の敷き布団(たたんで)、小さめの季節の家電 | 引き出し式の深めのケース(23cm・30cm) |
| 30cm以上 | キャリーケース、扇風機やヒーターの箱、来客用の布団一式 | 物をそのまま置くか、大きめのソフトケース |
※ケースの高さに、1〜2cmの余裕を足して分けました。
12〜15cmしかないベッドでも、使える物はあります。逆に、30cm以上あるからと、すき間いっぱいに積み上げると、湿気の逃げ道がなくなります。
何を入れる?入れてよい物と、入れないほうがよい物
入れてよい物
向いているのは、湿気に強い物か、袋やケースで湿気から守れる物です。使う頻度が低いほど、奥に入れても困りません。
| 物 | 向いている理由 | 入れ方 |
|---|---|---|
| 季節外の衣類(綿・化繊) | 年に2回出し入れするだけで、重くない | 洗ってよく乾かしてから、ふた付きのケースに。除湿剤を一緒に |
| シーツ・タオルケット・毛布の替え | 軽く、出すのは月に1回ほど | 引き出し式なら手前のケースに |
| 来客用の布団 | 押入れのない部屋では置き場がない | 布団用のソフトケースか圧縮袋に入れ、乾燥剤を一緒に |
| 季節の家電(扇風機・小さなヒーター) | 半年は使わない | ほこりを払ってから、箱か袋に入れて |
| キャリーケース | 旅行のときだけ使う | 中に旅行用品をまとめて入れておく |
| 漫画・本 | 増えるたびに置き場に困る | ふた付きのケースに。大事な本は避ける |
| 防災の食品(期限の先の物) | ふだんは開けない | 薄型のケースに。重い水の箱は入れない |
ベッドの下に防災の食品を置くときの量と、ほかの置き場所との分け方は、次の記事で紹介しています。

毎日使う物は入れていい?
下着や部屋着のように毎日使う物を、ベッドの下に入れている人もいます。朝、ベッドのそばで着替えられるのは便利です。
その場合は、ふたを開け閉めする手間のない、浅いワゴンや引き出し式が向いています。ただ、毎日出し入れする物ほど、ほこりもかぶります。ふたのない物を使うなら、掃除の回数を増やすつもりでいると、気になりにくくなります。
入れないほうがよい物
- 写真・アルバム・大事な書類・手紙: 紙は湿気を吸います。カビが出たら取り返しがつかない物は、ベッドの下に置かない
- 革の靴やバッグ: 湿気で傷むと困る物は、風の通るクローゼットのほうが向いています
- 湿ったままの物・洗っていない衣類: 汗や汚れが残った衣類、干しきれていない布団は、ケースの中で湿気を出します
- 重い物: ベッド下用のケースは、耐荷重が数kgの物が多いです。重い物を詰めると、キャスターが回りにくくなり、出さなくなります
- 使うかどうか分からない物: 何年も開けていない箱は、ベッドの下に入れる前に、手放すか、ほかに置き場を探す
ベッドの下にも、クローゼットにも入りきらない季節の物は、宅配の収納サービスのように、家の外に預けるという方法もあります。
ベッド下に使うケースの選び方
ケースは、すき間の高さと、入れる物の出し入れの回数で選びます。どれも、買う前に、高さがキャスターやふた込みかと、耐荷重を販売ページで見ておきます。
キャスター付き・ふた付きの薄型ケース
いちばん使いやすいのが、高さ16〜18cmほどの、キャスター付きでふたの付いたケースです。ふたでほこりを防ぎ、キャスターで引き出して掃除できます。季節外の衣類やシーツの替えに向いています。
ふたが半分ずつ開く物なら、ケースを全部引き出さなくても、手前の半分から出し入れできます。中が見えない色の物を選ぶと、ベッドの下をのぞかれても気になりません。
JEJアステージのベッド下収納ボックスは、幅39×奥行80×高さ16.5cmの薄型で、2個セットです。キャスターは向きを替えられ、ふたは半分ずつ開きます。中の高さは13.8cmほどなので、厚手のセーターより、シャツやシーツの替えのような薄い物に向いています。耐荷重は約5kg。本をぎっしり詰めるより、衣類を入れるほうが合っています。
引き出し式の浅型ケース
高さ18cmほどの引き出し式は、ケースを床に置いたまま、引き出しだけを開けられます。中身を見ながら出し入れできるので、毎日使う物にも向いています。
ただし、奥行き74cmほどの引き出しは、開けたときにベッドの横に同じだけの空きが要ります。ベッドの横に机や棚を置いているなら、開けられるかを測っておきます。
天馬のフィッツケース 74サイズは、奥行74cmの引き出し式のケースで、幅と高さを選べます。ベッドの下には、幅39×高さ18cmが入れやすい大きさです。この大きさの引き出しの耐荷重は約4kgで、別売のキャスターは付けられません。
低いすき間(12〜15cm)向けの浅いケース
脚の短いベッドや、脚付きマットレスの下には、高さ12〜15cmほどの浅いケースやワゴンを使います。漫画や文庫本、靴下などの小物なら、浅くても十分に入ります。
普通の大きさの漫画なら、アイリスオーヤマのコミック本ストッカー CMS-23に26冊ほど入ります。幅23.2×奥行45.4×高さ14.8cmのふた付きのケースです。高さが15cmを切るので、脚の短いベッドの下にも入れやすい大きさです。キャスターは付いていないので、出し入れの多い物は手前に置きます。
布団用のソフトケース・ふとん圧縮袋
来客用の布団は、布や樹脂のシートでできたソフトケースに入れると、ほこりをかぶりません。持ち手の付いた物は、ベッドの下から引き出しやすくなります。
かさを減らしたいなら、ふとん圧縮袋も使えます。圧縮袋には、羽毛ふとんならダウンの割合が一定以上の物だけ、のように、圧縮できる布団の条件を付けている物があります。羽毛の布団を入れるなら、袋の注意書きで確かめてからにします。
山崎実業の tower ソファ&ベッド下収納ケースは、幅50×奥行70×高さ16.5cm(取っ手を除く)の、ポリエチレンのシートでできたケースの2個組です。ダブルファスナーで、長い辺と短い辺に持ち手があります。キャスターはないので、持ち手を持って引き出します。縫い目から水が入ることがあるので、乾燥剤を一緒に入れ、床の水ぶきのあとはよく乾かしてから戻します。
引き出し・衣装ケース用の除湿剤
ケースの中には、シート状の除湿剤を1枚入れておきます。商品によって、「衣装ケース1箱(約50L)に1枚」のような使う量の目安と、効き目が続く期間の目安(3〜4か月ほどの物があります)が書かれています。多くは、吸湿面を上にして、衣類のいちばん上に置く使い方です。
エステーのドライペット 引き出し・衣装ケース用は、縦10×横14cmのシートが12枚入っています。引き出し1段か、衣装ケース1箱(約50L)に1枚が目安で、効き目は3〜4か月ほど。夏はそれより短くなります。袋が破れると中の液で衣類や革製品が傷むことがあるので、とがった物のそばには置きません。
カビとほこりを防ぐ手入れ
置き方を決めても、手入れをしないと、湿気はたまっていきます。ふだんの掃除と、季節ごとの点検の2つに分けて考えると、続けやすくなります。
ふだんは、引き出して掃除機をかける
掃除機をかける日に、手前のケースだけでも引き出して、ベッドの下の床にも掃除機をかけます。キャスター付きのケースなら、引き出して戻すだけです。
部屋の湿度は、60%以下を目安にします。板橋区は、カビを増やさないために室内の湿度を60%以下に保つことが有効だとしています。湿度計を1つ置いておくと、梅雨や、結露の出る冬に気づけます。
マットレスの側の湿気も、ベッドの下の湿気とつながっています。
季節の変わり目に、全部出して点検する

衣替えのころ、年に2回くらいは、ケースを全部出します。
- ケースを全部出し、床とケースの底を拭く
- ふたの裏やケースの角に、黒い点やしみ(カビ)がないかを見る
- マットレスを持ち上げて、裏や床板(すのこ)も見る
- 除湿剤がゼリー状や水になっていたら取り替える
- 入れっぱなしの物を見直し、使わなかった物は手放す
晴れて乾いた日なら、ケースを出したまましばらく置き、ベッドの下に風を通します。
カビが出てしまったら
ケースや床にカビを見つけたら、掃除機で吸い取るのはやめておきます。板橋区は、カビに直接掃除機をかけると、胞子をまき散らすことになると注意しています。
カビは、消毒用アルコールや漂白剤、それらを成分とした市販のカビ取り剤で取ります。このとき、塩素系の洗浄剤と酸性の洗浄剤を同時に使わないようにします。混ざると有毒な塩素ガスが出ます(板橋区)。
ケースにカビが出たら、真上のマットレスの裏や床板も見ておきます。同じ湿気の中にあったからです。カビの出たマットレスや寝具の扱いに迷うときは、メーカーの取扱説明書や相談窓口で確かめます。
一人暮らし・賃貸での使い方
収納の少ない部屋ほど、ベッドの下は頼りになります。よくある悩みごとに、使い方の例を挙げます。
来客用の布団の置き場にする
押入れのないワンルームで、来客用の布団の置き場に困ることはよくあります。年に数回しか使わない布団は、ベッド下に向いている物の1つです。
ソフトケースに入れて、乾燥剤を一緒に入れておきます。使う前日に出して、広げて風を通しておくと、気持ちよく使えます。干せないときは、ふとん乾燥機を使う手もあります(堺市も、天日干しができないときはふとん乾燥機を勧めています)。
季節の家電とキャリーケースをしまう
扇風機やセラミックヒーターのような季節の家電は、半年は出番がありません。買ったときの箱が残っていれば、箱に入れてしまうと、ほこりをかぶらず、重ねても傷みにくくなります。
キャリーケースは、すき間が30cm以上あるベッドなら、寝かせて入れられます。寝かせたときの厚さを測っておき、中に旅行用のポーチや折りたたみのバッグをまとめて入れておくと、旅行の準備も早く済みます。
増えた漫画の置き場にする
本棚に入りきらない漫画は、ふた付きのケースに巻ごとに入れて、ベッドの下へ。背表紙が見える透明のケースなら、どの巻がどこにあるか探さずに済みます。
紙は湿気を吸うので、除湿剤を一緒に入れ、季節の変わり目の点検のときに、ケースを開けて風を通します。サイン本のように替えのきかない本は、ベッドの下より本棚のほうが向いています。
見えないように隠す
ベッドの下に物が見えるのが気になるなら、中が透けないスモーク色や白のケースを選びます。ケースの色をそろえると、見えても散らかった感じがしません。
ベッドの縁から床まで布を垂らして隠す方法もあります。ただ、すそが床まで届くと、ベッドの下に風が通りにくくなります。布で隠すなら、床から少し浮かせるか、掃除の日にはめくって風を通します。
収納のないベッドに、後から足す
パイプベッドや脚付きマットレスのように、収納の付いていないベッドにも、ケースは後から足せます。そのときに見落としやすいのが、真ん中の脚と、横の補強の板です。ケースの幅が、脚と脚の間に収まるかを測ってから選びます。
脚付きマットレスは、脚の長さで下のすき間が決まります。すき間が12〜15cmほどなら、浅いケースやワゴンを使います。
よくある質問
Q. 収納付きのベッド(チェストベッド)の引き出しも、カビに気をつけたほうがいい?
A. 引き出しの中や、引き出しの奥の床板の下も、暗く、空気が動きにくい場所です。ふだんから引き出しを詰め込みすぎず、季節の変わり目には引き出しを抜いて、奥の床板やベッドの下の床を見て、風を通しておきます。除湿剤を入れる、壁から少し離して置く、といった手当ても、ベッドの下のケースと同じです。
Q. 100円ショップのケースでもいい?
A. 高さと耐荷重が合えば使えます。100円ショップのケースは、ふたのない物や、キャスターの付いていない物も多いので、ほこりを防ぐか、掃除のときに引き出せるかで選びます。ベッドの下に並べるなら、同じ物を何個かそろえると、すき間を残して並べやすくなります。
Q. 布団を圧縮したまま、何か月も入れておいていい?
A. 圧縮したままにしておける期間や、長く圧縮すると布団がふくらみにくくなるかは、布団と袋によって違います。袋の取扱説明書と、布団の洗濯表示や説明書を見て確かめます。来客がときどきある人は、圧縮せずにソフトケースに入れておくほうが、出してすぐに使えます。
まとめ
ベッドの下に何を入れるか迷ったら、測ったすき間の高さを書き出し、その高さで入る物の中から、年に数回しか出さない物を選ぶと決まります。毎日使う物と、替えのきかない物は、ほかの置き場に回したほうが、ベッドの下は空気が動きます。
カビは、出てから気づくことの多い物です。湿度計の数字と、季節の変わり目の点検だけは、ベッドの下を使い始めた日から続けておくと、「やめとけばよかった」とならずに済みます。

